COLUMN
転職コラム

整備士資格の受験資格とは?

整備士資格について

【自動車整備士(1級)とは】
高度な資格で、自動車整備に関する技術と知識が求められます。

◆種類
・1級大型自動車整備士
・1級小型自動車整備士
・1級二輪自動車整備士

※上記のうちどれか1つに合格すれば1級自動車整備士資格が取得できます。

[受験資格] 
 2級自動車整備士の資格取得後(2級自動車シャシ整備士は除く)、整備士としての実務経験が3年以上あることが必要です。


【自動車整備士(2級)とは】
基本的な整備技術があり一般車両の修理等が行えます。

◆種類
・2級自動車シャシ整備士
・2級ガソリン自動車整備士
・2級ジーゼル自動車整備士
・2級二輪自動車整備士

※上記のうちどれか1つに合格すれば2級自動車整備士資格が取得できます。

[受験資格] 
・大学・専門学校で取得(整備士養成課程)…2年課程で取得可能。
・働きながらの取得…3級整備士資格取得後、実務経験3年以上で取得可能。 


【自動車整備士(3級)とは】
最初に取得する資格であり、一般車両の整備が行えます。

◆種類
・3級自動車シャシ整備士
・3級ガソリン自動車整備士
・3級ジーゼル自動車整備士
・3級二輪自動車整備士

※上記のうちどれか1つに合格すれば3級自動車整備士資格が取得できます。


[受験資格] 
・大学・専門学校で取得(整備士養成課程)……2年課程で取得可能。
・働きならがの取得…実務経験1年以上で取得可能。


【自動車検査員とは】
自動車検査員資格とは、自動車の整備工場等で整備後の検査や車検を通す検査を行うために必要で、主に整備の正確性や不備がないかどうか、国の基準を満たしているかどうかを検査し判断をするという仕事のための資格です。

[受験資格] 
受講資格の条件は「実務と必要な資格があること」

① 整備士主任として実務経験が1年以上であること
② 整備主任者研修の受講を完了していること
③ 「指定工場」で働いていること

※2級自動車シャシ整備士を除いた1級または2級整備士としての経験が必要です。


【特殊自動車整備士とは】
一般的な自動車整備士とは異なり、特定の種類の自動車や特殊な技術が必要な車両に特化している整備士のことです。例えば、以下のような専門分野があります。

1.大型自動車整備士:バスやトラックなどの大型車両を専門に整備します。これにはエンジンやトランスミッションの大規模な修理や点検が含まれます。

2.電気自動車(EV)整備士:電動車両に特化した整備士で、バッテリーや電動モーター、充電システムなどに関する専門的な知識と技術が求められます。

3.ハイブリッド車整備士:ハイブリッド車両(ガソリンエンジンと電動モーターを併用する車両)に特化しており、両方のシステムに関する知識が必要です。

4.特殊車両整備士:消防車や救急車、軍用車両など、特定の機能や装備を持つ特殊な車両に特化して整備を行います。

5.競技車両整備士:レースカーや高性能車両の整備を専門とし、高度なパフォーマンスと安全性を維持するための知識とスキルが求められます。

[受験資格] 

・自動車整備士養成施設の学校等で2級自動車整備士の資格を取得し、特殊整備士に関わる企業で1年間の実務経験を積む

・自動車整備系の専門学校や認定大学等で特殊整備士課程を修了し、1年間の実務経験を積む

・自動車整備・機械工学系の学校に通っていない場合で、自動車整備業務に従事して2年以上の実務経験を積む


特殊整備士の資格を取得するには、自動車整備技能登録試験(学科試験・実技試験)に合格する必要があります。試験は、国土交通大臣の登録を受けた登録試験実施機関(一般社団法人日本自動車整備振興会連合会)または国土交通省が行う検定試験で受検できます。


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